フォナック クエスト 30 とは

5月9日にニュース欄にて「フォナック クエストQ30シリーズ 両耳キャンペーン」の告知をしましたが、

「フォナック クエスト 30シリーズの性能はどの程度ですか?」

「フォナック クエスト 30シリーズにはどのような形状があるのですか?」

など既にお問い合わせがありました。

ニュースでの告知だけでは、全容が伝わっていないのではないか?と思い、急遽ブログにて補足をすることにしました。

まず、形状です。

 

フォナック バート

 

 

 

 

バートは耳あな型です。片耳では158,000円ですが、両耳にすれば230,000円(1台当たり115,000円)になります。

 

フォナック ボレロ

 

 

 

 

 

 

オーデオQはRICタイプの耳かけ型で、ボレロは耳かけ型になります。片耳では138,000円ですが、両耳にすれば190,000円(1台当たり95,000円)になります。

 

性能につきましては以下の通りです。

クエストシリーズ機能

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新式のベンチャーシリーズには敵いませんが、10万円台の価格からするとコスパで優れていると思います。また、7月31日までのキャンペーンでさらにお得な価格となっているので、個人的に一押ししたい逸品です。

8月以降は発売終了になる可能性が高いので、ぜひこの機会をご利用ください。

 

 

 

なぜ補聴器は両耳装用なのか?

補聴器を購入する時に通常は両耳での装用を推奨されます。

勿論、「非装用耳が聾もしくは健聴」「非装用耳の明瞭度が無い」などの場合は片耳での装用になることもありますが、なぜ両耳での装用にこだわるのでしょうか?

「販売店が単純に売上台数を増やそうとしているのでは?」「店が単に儲けようとしているだけでは?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、以下の理由から補聴器は原則両耳装用がいいと言えるのです。

まず、人の聴覚は2つの耳で作られています。左右の耳から入った音情報は、脳の聴覚皮質に届けられます。この聴覚皮質は右脳と左脳の両方に有り、左右からの音情報を処理しています。これにより、より多くの音情報が処理され、最良の聞こえと言葉の理解を可能にします。

次に、両耳装用のメリットですが、以下の通りになります。

1.音質の向上

当然ですが、モノラルよりステレオの方が音質は良くなります。豊かで深みのある音は自然でクリアに聞こえます。

2.正確な音の方向感

両耳から脳へ伝達される音声信号により、音がどこから聞こえてくるか正確に把握出来ます。

3.会話の理解度の向上

両側から話しかけられても聞こえやすいので、複数での会話に参加しやすくなります。

4.耳を労わる

両耳に補聴器を装用すれば、小さな音量でも十分に聞こえますので、耳を労わることが出来ます。

5.雑音と会話を区別しやすくなる

両耳に補聴器を装用すれば、マイクが2本になりますので、雑音を低減させ会話を浮き立たすことが出来ます。

6.耳鳴りの軽減

片耳だけの補聴器では、反対耳の耳鳴り音を和らげることは出来ません。

7.補聴器の満足度の向上

一般的に片耳よりも両耳で補聴器を装用している方が補聴器に対して満足度が高くなります。

8.聞くことに対する安心感

補聴器の両耳装用は、疲労感を軽減してくれます。懸命に聞こうとすることは必要ありません。

 

以上のように補聴器の両耳装用には多くのメリットがありますが、日本ではまだまだ補聴器の両耳装用率は欧米に比べて見劣りしています。

業界全体での啓蒙活動がまだまだ必要ですね。

 

両耳装用の勧め

通常補聴器は両耳で装用するのが原則です。

しかし、日本では補聴器の両耳装用率は40%程度と言われています。(欧米では80%程度です)

金額面や装用感などの要因で片耳のみでの使用の方も多いとは思いますが、両耳装用には以下のメリットがあります。

・自然な聞こえ

・騒音下での聞き取り改善

・片耳装用に比べ音量を下げて使えるので疲れにくい

・音の方向感がわかる

などのメリットがあります。

店主が特に注目しているのは、「騒音下での聞き取り改善」です。

まず、以下のデータをご覧下さい。

両耳装用

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1対1であれば、レストランでも両耳装用者は健聴者とほぼ同じ満足度ですが、片耳装用者の場合は半分以下の満足度になります。

複数であれば、両耳装用者は健聴者より若干見劣りしますが、片耳装用者は3割程度の満足度になります。つまり、片耳装用では複数の会話が難しいとなります。

実際に補聴器を購入されている方をみると、「高機能な補聴器を両耳で使用されている方」の満足度は高いのですが、「基本性能の補聴器を片耳で使用されている方」の満足度は低くなります。

もちろん聴力や弁別などの問題で片耳でしか補聴器が使えない場合もありますが、出来れば予算内で両耳の補聴器を購入されることをお勧めします。

 

 

 

音の方向や距離が正しく分かることはとても大事です

シーメンス・シグニア補聴器の動画でとても興味深いものがありました。

 

音の方向を間違えると命さえ危ないとややブラックな結末ではありますが、分かりやすく説明しています。

例えば街を歩いていて後ろから車やバイクが近づいて来たとします。

両耳に補聴器を装用していれば、おおまかな方角や距離が分かりますので正しい方向に避けることが出来ます。

しかし、片耳のみで補聴器を使用していると補聴器を装用している側から近づいていると勘違いして、本来とは逆の方向に避けて事故に遭う可能性があります。

やはり出来たら補聴器は両耳で使用したいですね。

 

固定電話を両耳補聴器で聞く方法

最近の補聴器には便利な機能がいろいろとありますが、「固定電話を両耳で聞きたい!」とのお声があります。

携帯電話でしたら、Bluetoothを利用して両耳で補聴器を通して聞くことはできますが、固定電話ですとBluetoothを使用して聞くことは出来ません。

騒がしい職場などで、固定電話の声が周囲の声や音に邪魔されて聞き取りにくくなることは誰でもあります。そんな時は、受話器の反対側の補聴器の電源を切ったり、音量を下げて対応している方も多いかと思います。

そんな方にお勧めしたいのが、フォナック補聴器の「デュオフォン」機能です。

まず、使用する前提条件として以下の条件が必要です。

1.両耳で補聴器を使用する。(片耳だけでは勿論使えません。)

2.フォナック補聴器でデュオフォン機能が付いた補聴器を使用する。具体的にはベンチャーシリーズ(ボレロV30とオーデオV30は除く)、クエストシリーズ(バート312/13サイズ Q90/70/50とQ30を除くボレロなど)など、詳しくはメーカーカタログを参照下さい。

デュオフォンとは、電話プログラムを使用中に、片側の受話器の音声を両耳で聞くことが出来る便利な機能です。例えば、右側に当てた受話器の音声が、左側の補聴器でも聞こえます。

イメージとしては

デュオフォン

こんな感じになります。

電話プログラムに切り替える方法は2通りあります。

1.イージーフォンを併用して切り替える

イージーフォンとは、付属の磁石を取り付けた受話器を耳にあてると、自動的に電話プログラムに切り替わる機能です。これを併用することで、受話器を補聴器に近づければ自動的に電話プログラムに切り替わり、デュオフォンが作動します。

2.プログラムスイッチ又はリモコンで切り替える

あらかじめ補聴器に電話用プログラムを設定し、必要に応じて切り替えます。イージーフォンの併用より面倒なので、どちらかと言えばイージーフォンの併用をお勧めします。

 

最安値耳あな型補聴器はいくら?

3月3日の耳の日を前に、プレゼントとして補聴器をお考えの方からよく「補聴器はいくらですか?」「補聴器はいくらからですか?」などの値段に関するご質問をいただきます。

先日も「耳あな型補聴器はいくらからありますか?」のお問い合わせをいただき説明させて頂きましたが、同じような疑問をお持ちの方へのアドバイスとしてまず「いくらから」について説明します。

まず、補聴器メーカーにもよりますが、当店取扱メーカーの場合は以下のとおりになります。

シーメンス 1台 98,000円から

ジーエヌリサウンド 1台 118,000円から

フォナック 1台 98,000円から

となります。

もちろん聴力の内容や取扱での問題により耳あな型が適応しないケースもあります。それと、補聴器は高額になるほど高性能ですので、必要な機能が足りないケースもあります。

また価格はあくまで1台の価格ですので、両耳価格の無いメーカー以外は両耳にすると1台の価格×2の価格となります。

予算の問題で「両耳に耳あな型補聴器を使いたいが合計で15万円以内にしたい」方いらっしゃいました。通常であれば、予算内に留めるのは難しいのですが、裏技を使いますとなんとかなります。

使用するメーカーは「フォナック」で、機種は「Tao(タオ)Q15 シリーズ」にすれば両耳で147,000円になります。通常1台98,000円の耳あな型補聴器が特別に両耳セット価格を適用すれば両耳で147,000円となります。

耳あな型補聴器で1台当たり73,500円の価格は破格です。オーダーメイドで雑音やハウリングを抑える機能がついてこの価格は驚異の価格です。

予算の問題で耳あな型補聴器を諦めていた方にはお勧めします。