周りの人の協力は必要です!

家族の方が補聴器を初めて使用する際に、家族の方に申し上げたいのは、

「家族の協力は必要です!」

ということです。

 

例えば、

 

周りの方へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな内容です。

 

1.耳もとの大声はやめる。

音は補聴器が大きくしてくれます。大きすぎる声はかえって響いて聞き取りにくくなることがあります。

2.正面から口元を見せて話す。

話を聞くには耳だけでなく目からの情報も大切です。口の形や顔の表情は声を判別するのに大切な情報です。今の時期はマスクを使用される方も多いのですが、マスクを外して話してあげると聞き取りしやすくなります。

3.ゆっくり、はっきり話す。

難聴の方は早口は苦手です。少ない音情報で聞き取りをしますので、音の理解には時間がかかります。

4.言い直しや言い換えをする。

上手く聞き取れていないときは、もう一度繰り返したり、言い換えてみてください。

5.静かな環境で話す。

難聴になると周りの雑音・騒音に対して会話の方が十分に大きくないと、良く聞き取れません。近づいて話すことも大切です。

 

よく、「補聴器を付ければ直ぐに全てが聞きやすくなるはずだ!」と思い込んでいる方がいますが、決してそうではありません。

周りの方は上記ポイントを考慮して、本人様が補聴器を使いこなせるよう暖かく見守ってください。

 

難聴と認知症は関係があるのですか?

よくご家族からいただく質問ですが、

「難聴と認知症は関係があるのですか?」

と聞かれます。

 

おおまかにお答えすれば、

「難聴になると認知症のリスクが高くなります。」

と言えます。

 

まず、難聴になると、周囲からの情報量が絶対的に減少します。

その結果、他人の言っていることが良く聞き取れなくなり、会話が上手く成立しない、という経験を繰り返すようになります。

そして段々と社会との関りを避けるようになり、社会との交流が無くなっていきます。

これにより、精神的健康にも影響が表れ、認知機能の低下をもたらすことがあります。

 

参考のイメージ

聴覚障害の影響

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、難聴になると直ぐに認知症になる訳ではなく、難聴によりコミュニケーションが少なくなったり社会との関りが減ったりすることで認知機能に影響が出る可能性があると言うことです。

では、難聴になり補聴器を使うとどうなるのでしょうか?

イメージとしては、

補聴器で脳に音が十分に届くことで、コミュニケーションが活発化してきます。

そして、情動(楽しい・嬉しい・悲しい・怒りなど)が活発化することで、社会への参加意欲が高まり、心理的な安心感を獲得します。

そして、活き活きとした毎日へと繋がります。

 

活き活きとした毎日をぜひ実現して欲しいと店主はいつも取り組んでいますので、気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

聞こえと難聴のお勧め動画

You Tubeで耳鼻咽喉科医師による分かりやすい「聞こえと難聴」の動画がありましたので、紹介します。

 

難聴の種類や原因、補聴器や人工内耳の話など分かりやすく解説しています。

補聴器が初めての方や家族で難聴でお困りの方がいる方などにお勧めします。店主も改めて難聴について勉強でき良かったと思った動画です。

 

アプリで聴力検査?

自分が難聴かどうか客観的に見るには、聴力検査が必要です。

しかし、耳鼻咽喉科や補聴器店に行くのはまだまだとお考えの方も多いかと思います。

そんな時に便利なのはアプリを使って簡易的にはなりますが、聴力検査をする方法です。

まず、iPhoneをお使いの方でしたら、iTunesで「聴力検査&耳年齢テスト」を検索してみて下さい。(アンドロイドスマホは「聴力検査」で検索します。)

すると以下のアプリがダウンロード出来ます。

 

聴力検査

 

 

イヤホンを接続し、静かな部屋でテストします。すると約6分で左右の耳の聴力が検査できます。勿論、防音室でのオージオメーターによる検査とは異なりますが大まかな聴力でしたら、これで十分です。

125Hzから8000Hzまで測れますから、平均で30dB以上の結果の場合は難聴の可能性が高いと言えます。

シェアボタンを押せば、メールなどで結果の送信が出来ますので、かなり便利です。

店主もダウンロードして使っています。

 

 

 

 

 

難聴の兆候

誰もが素直に認めたくないのが「難聴」です。

通常、難聴は徐々に聞こえが悪くなってくるので、自分ではなかなか気づかないことが多いのです。

ご自身やご家族の方で以下の内容に該当することがあれば、難聴かもしれません。

 

1.聞き返しが多くなる

会話で聞き取りにくいところが出てくるので、「え?」や「は?」などと聞き返すようになってきます。以前に比べて聞き返しが増えていないか確認してみて下さい。

2.耳の後ろに手を当てて聞いている

耳に手を当てることで音は大きくなり、後ろからの雑音が軽減できます。無意識にこのような動作をしている方は難聴の可能性が高いです。

3.早口の声が聞き取りにくい

難聴になると、早口の言葉に耳の理解力が付いていけなくなります。

4.テレビの音が聞き取りにくい

難聴になると、明瞭な声でないと聞き取りにくくなります。その為ついついテレビの音量を大きくして聞くようになります。

5.周囲が騒がしいと聞き取りにくくなる

難聴になると、雑音が苦手になります。静かな場所でしたら良く聞こえるのですが、人混みや騒音があるととたんに話が聞き取りにくくなります。

6.複数での会話が苦手になる

距離が遠くなると音が小さくなるので、離れた人の声は聞き取りにくくなります。人数が増えるほど会話が難しくなります。

7.今まで聞こえていた音が聞こえない

一般に加齢による難聴は高い周波数の音から聞こえにくくなります。例えば電子音や虫の声など高い音色の音が聞こえなくなります。

8.耳鳴りがしている

ほとんどの難聴は耳鳴りを伴います。

 

以上8つの項目で該当することはありましたでしょうか?

もし、該当することがあれば難聴かもしれません。

自分が難聴かどうか調べるには

自分の聴力がどの程度なのか気になっても、なかなか耳鼻咽喉科に行って検査しようとならない方に朗報です。

簡易的に自分が難聴かどうかを調べるサイトがシーメンス補聴器のサイトにあります。

 

聞こえのチェックリスト

 

通常の聴力検査とは異なり、雑音の中で聞き分ける能力を調べます。雑音に続いて聞こえる音節を選択肢の中から選んで正解の数で判断します。

ヘッドホンがあれば、簡単にパソコンやタブレットで測定可能です。

店主も試してみましたが、右耳が難聴(?)との結果でした。ひょっとして弁別が悪くなっているかもと思いました。

ですが、あくまで目安ですので・・・・

 

補聴器を初めて考えている方には、一つの契機となるかもしれませんのでぜひお試し下さい。

音楽を大音量で聴き続けると難聴になる恐れがあります

今年の2月に世界保健機関(WHO)からショッキングな予測が発表されました。

「スマホを含めた携帯音楽プレーヤーなどの不適切な利用によって、世界で約11億人の若者が難聴になるリスクがある。」

これは、先進国などで生活する12~35歳の若者を対象にした調査で、音楽プレーヤーなどを聴く約半数が安全でない音量で聴いていたことに起因する予測です。

大音量を長時間聴き続けると、聴覚を担う細胞が傷つき、気付いた時にはも聴力が戻らない恐れがあります。WHOでは聴力を守る為には、音楽プレーヤーの利用時間を1日1時間以内にすることを提言しています。もちろん安全な音量で聴くことが前提です。

確かに街中では、イヤホンで音楽を聴きながら歩いている人をよく見かけます。音量が適切であれば問題ないのですが、それでもあまりの長時間の使用はお勧めしません。

それでは「補聴器は大丈夫なの?」「補聴器を1日中使っても大丈夫なの?」との疑問があるかと思いますが、補聴器専門家が適切にフィッティングした補聴器であれば問題はありません。

しかし、自分で必要以上に音量を上げて使用しているとか聴力に合わない音量で使用しているなどの場合は、聴覚を担う細胞を傷つけるリスクがありますのでご注意下さい。

特に聴力も測らずに通信販売で補聴器を購入する際にはかなりリスクが高くなることがありますのでご注意下さい。

認知症と難聴の関係が明らかになりました

厚生労働省の発表(2015年1月)によりますと

難聴になると認知症のリスクが高くなる

そうです。

現在の日本の認知症患者は約462万人(2012年時点)で、高齢者の4人に一人が認知症もしくはその予備軍と言われています。これが、2025年の見込みではなんと患者数は700万人を越えるそうです。

では、なぜ難聴になると認知症のリスクは高くなるのでしょうか?

まず、人間の聴力は30歳くらいから徐々に低下し、60代からは聴覚の老化がさらに進むと言われています。

しかし、加齢による聴覚の老化は徐々に進行する為、本人も気付かないまま対応が遅れることが多いのが現状です。

また、難聴は周囲から分かりにくい障害なので、周りの方から理解されにくいこともあります。

「テレビの音が大きいから、一緒にテレビを見ない。」

「話しかけても返事が無いので、余計な話はしない。」

「同じ事を繰り返し尋ねられて、うっとおしい。」

などと、難聴に対する理解が無いことで、人間関係が徐々に悪化してきます。

また、本人も聴力が衰えることで、次第に会話が困難になってきます。

何度も聞き返したり、聞き間違えたり、気がつかなかったりすることが続くと、次第に自信が無くなり、何事に対しても後ろ向きで消極的になってきます。また、必要以上に脳に余分な負担がかかり、脳にダメージを与えるケースもでてきます。

耳で聞いて理解することが大きな負担になると、家族や友人との交流が次第に無くなり、精神的に低迷して、認知症に繋がっていくリスクが高くなります。

ですから、認知症になる前にぜひ補聴器の早期装用を検討してみて下さい。

 

孤独な高齢者は認知症になるリスクが高い

新聞報道に因りますと、「同居人以外との交流が週1回未満の高齢者は、要介護や認知症になるリスクが、毎日頻繁に交流している人に比べて約1.4倍高くなる」そうです。

また、「交流が月1回未満の高齢者の場合は、早期に死亡するリスクが1.34倍に高まる」そうです。

以上のことから言えるのは、高齢者は他者との交流が少ないと健康に影響を及ぼすことです。

これを、難聴にからめて説明すると、

まず、聴力が衰えると、次第に会話困難になってきます。

次に、聞き間違える頻度が増えたり、何度も聞き返すことを繰り返しているうちに、次第に自信を無くし、後ろ向きな考えや生き方になってきます。

耳で聞いて理解することが大きな負担になると、家族や友人との交流が少なくなり、精神が低迷し、認知症につながるリスクが高くなります。

ですから、聞こえに不安を感じたら、出来るだけ早く対処することをおすすめします。

 

聞こえのチェックはこちらを参照下さい。

 

シーメンス補聴器聞こえのチェック

 

難聴になるとどのような状態になるのか

健聴の方にはぴんとこない内容とは思いますが、難聴になると以下の状態が現れます。(家族を夫婦に置き換えてもいいでしょう。)

・家族との会話が上手く聞き取れず、ついつい相槌で誤魔化してしまう。

・聞こえないことで家族と喧嘩することがある。

・家族の会話に加われなくて、段々孤立してくる。

・聞こえないことで、家族との会話が無くなって来る。

・大声で会話をしているので、周りから喧嘩をしているように見られてしまう。

・聞こえに自信がないので、ついつい外出の機会が減ってくる。

・電話の会話が分からないので、電話に出ることが出来なくなる。

などの状態が挙げられます。

これは難聴の悪循環で、聞こえない→ 会話が無くなる→ 言葉の聞き取りの力が落ちる→ ますます聞こえなくなるの負のスパイラルに陥ります。

補聴器はあくまで聞こえの補助をする補装具ですから、難聴が進むほど効果が少なくなります。

ですから、やはり早めの装用をお勧めします。