周りの人の協力は必要です!

家族の方が補聴器を初めて使用する際に、家族の方に申し上げたいのは、

「家族の協力は必要です!」

ということです。

 

例えば、

 

周りの方へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな内容です。

 

1.耳もとの大声はやめる。

音は補聴器が大きくしてくれます。大きすぎる声はかえって響いて聞き取りにくくなることがあります。

2.正面から口元を見せて話す。

話を聞くには耳だけでなく目からの情報も大切です。口の形や顔の表情は声を判別するのに大切な情報です。今の時期はマスクを使用される方も多いのですが、マスクを外して話してあげると聞き取りしやすくなります。

3.ゆっくり、はっきり話す。

難聴の方は早口は苦手です。少ない音情報で聞き取りをしますので、音の理解には時間がかかります。

4.言い直しや言い換えをする。

上手く聞き取れていないときは、もう一度繰り返したり、言い換えてみてください。

5.静かな環境で話す。

難聴になると周りの雑音・騒音に対して会話の方が十分に大きくないと、良く聞き取れません。近づいて話すことも大切です。

 

よく、「補聴器を付ければ直ぐに全てが聞きやすくなるはずだ!」と思い込んでいる方がいますが、決してそうではありません。

周りの方は上記ポイントを考慮して、本人様が補聴器を使いこなせるよう暖かく見守ってください。

 

難聴者に対する合理的配慮が必要な企業・団体様へ

昨年施行された障害者差別解消法による『合理的配慮』はまだまだ世間一般には行き渡っていません。

国や地方自治体では合理的配慮が義務であるのに対し、それ以外の企業・団体等では義務では無いのが一因かもしれませんが、積極的に対応している企業・団体もあります。

そんな中で、この合理的配慮に基づく難聴者へのサポートについて各企業様からお問い合わせを頂くことが多くなりました。

例えば、このような導入ケースがありました。

 

・難聴の社員のためにデジタルワイヤレス補聴援助システムを導入

具体的には、送信機「ロジャー タッチスクリーン マイク」と受信機「ロジャー マイリンク」を導入しました。

まず、ロジャーとはマイクロホン付きの送信機から、話し手の声を補聴器/人工内耳に取り付けた受信機へ送り、聞き取りを改善するシステムです。

補聴器/人工内耳が周囲の騒音を拾ってしまう騒がしい場所や、反響の多い場所、話し手との距離が離れている場所で役立ちます。

使用イメージとしては、こんな感じです。

ロジャー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に送信機「ロジャー タッチスクリーン マイク」はこんな製品です。

タッチスクリーンマイク

 

スマートフォンのようなタッチスクリーンを採用し、すっきりしたデザインで操作性も抜 群です。直感的に使いこなすことができ簡単に使えます。価格は128,000円(税抜)

また、受信機「ロジャー マイリンク」はこんな製品です。

マイリンク

 

 

首にかけて使用するネックループ型受信機です。Tコイルが内蔵された補聴器、人工内耳であれば使用できます。

価格は65,000円(税抜)

 

今回は、デジタルワイヤレス補聴援助システムを導入したケースについて説明しましたが、他の機器を導入されるケースもあります。

何が適しているかは、企業・団体様の個別の事情を配慮する必要がありますので、合理的配慮に基づく難聴者へのサポートについては個別にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

難聴者と災害

最近西日本では雨による災害が続いていますが、難聴者にとって災害は大きな問題を抱えています。

例えば大雨の場合、雨の音が聞こえないと危険です。洪水や地鳴りの音で危険を察知することが出来ません。

また、仮に家の中に閉じ込められても、救助の声が聞こえないと返事が出来ません。

避難所に来ても、大切な案内が聞き取れないとか災害現場はバリアフリーには配慮する余裕が無いので、聴覚に問題のある方は普通に方以上に不安を抱いていると思います。

そこでまず、補聴器をお持ちの方はやはり枕元に補聴器と予備の電池を用意してお休みになるのがいいと思います。また、補聴器をお持ちでない方は、何らかの聞こえのコミュニケーションを円滑にするツール(理想はもちろん補聴器ですが・・・)を用意して下さい。

それと出来れば防水タイプの補聴器があると安心です。避難の途中で雨で故障すると立ち直れません!

最近は防水・防塵タイプの補聴器が増えてきましたので、単に聞こえるだけでなく丈夫であることもこれからの補聴器の選択においては重要な要素になることでしょう。

いずれにしても災害に遭う前に「補聴器で聞こえの対策」をしておくことは重要です。