サウンドセラピーで耳鳴りの軽減を

難聴の方がよく訴える症状に耳鳴りがあります。

まず、耳鳴りとは耳の中でノイズが聞こえることです。ノイズの性質、高さ、音量は人によって異なり、耳の中で笛が鳴るような音、シューッという音、うなるような音、鈴が鳴るような音といった表現が多く使われています。

今のところ耳鳴りの原因としてストレスが挙げられることが多いですが、ストレスが耳鳴りと関連していることを示す科学的根拠はありません。しかし、耳鳴りはストレスの原因となり得ます。緊張すると、ノイズの感じ方が激しくなります。

一般的に補聴器の装用で耳鳴りが軽減することがあります。補聴器を付けると、聞こえが良くなり、耳鳴りも緩和するケースがほとんどです。聞こえがよくなれば、耳鳴りを無視しやすくなります。補聴器は、周囲の音を増幅して耳に送ります。これによって、装用者は周囲のノイズや音に集中しやすくなります。聞こえが心地よいという印象に注意が向けば、耳鳴りが緩和されます。多くの場合、補聴器の利用者は、補聴器のスイッチを入れるとすぐに耳鳴りがほとんど、あるいはまったく聞こえなくなります。

しかし、補聴器の装用で耳鳴りの軽減しないケースもあります。

そんな場合に試していただきたいのが「サウンドセラピー」です。

心地よい音でストレスが軽減し、同時に耳鳴りが軽減することがあります。

最近こんなアプリが登場しました。

Starkey Relax

12種類の心地よい音を自分好みで設定して聞くことでリラックス出来ます。

店主もダウンロードして、なんとなく疲れたとか寛ぎたい時等に聞いています。スリープタイマーもありますので寝つきの悪い時などにいいですね。

音調も遅くしたり早くしたり変えられるので自分好みの音でリラックス出来ます。

アプリでなく「セラピーサウンドスピーカ」も売られてますが、1万円します。でも、アプリならタダです!

耳鳴りでお悩みの方は、ぜひ「Starkey Relax」をお試し下さい。

 

 

 

難聴の兆候

誰もが素直に認めたくないのが「難聴」です。

通常、難聴は徐々に聞こえが悪くなってくるので、自分ではなかなか気づかないことが多いのです。

ご自身やご家族の方で以下の内容に該当することがあれば、難聴かもしれません。

 

1.聞き返しが多くなる

会話で聞き取りにくいところが出てくるので、「え?」や「は?」などと聞き返すようになってきます。以前に比べて聞き返しが増えていないか確認してみて下さい。

2.耳の後ろに手を当てて聞いている

耳に手を当てることで音は大きくなり、後ろからの雑音が軽減できます。無意識にこのような動作をしている方は難聴の可能性が高いです。

3.早口の声が聞き取りにくい

難聴になると、早口の言葉に耳の理解力が付いていけなくなります。

4.テレビの音が聞き取りにくい

難聴になると、明瞭な声でないと聞き取りにくくなります。その為ついついテレビの音量を大きくして聞くようになります。

5.周囲が騒がしいと聞き取りにくくなる

難聴になると、雑音が苦手になります。静かな場所でしたら良く聞こえるのですが、人混みや騒音があるととたんに話が聞き取りにくくなります。

6.複数での会話が苦手になる

距離が遠くなると音が小さくなるので、離れた人の声は聞き取りにくくなります。人数が増えるほど会話が難しくなります。

7.今まで聞こえていた音が聞こえない

一般に加齢による難聴は高い周波数の音から聞こえにくくなります。例えば電子音や虫の声など高い音色の音が聞こえなくなります。

8.耳鳴りがしている

ほとんどの難聴は耳鳴りを伴います。

 

以上8つの項目で該当することはありましたでしょうか?

もし、該当することがあれば難聴かもしれません。

補聴器は耳鳴りの治療器具ではありません

最近多いのが「耳鳴り」に関するお問い合わせです。

しかしながら、耳鳴りの治療のことは耳鼻咽喉科などでの領域になりますので、補聴器販売店では詳細についてご相談されましても的確な回答は難しいです。

先日も

「補聴器で耳鳴りは治りますか?」「耳鳴りを治す補聴器はありますか?」

などのお問い合わせを頂きました。

確かに一部メーカーのカタログなどには「耳鳴り治療器機能を搭載」「8割の方に効果があったと報告されているTRT(耳鳴り再訓練法)用のノイズ(治療音)を発生させることができます。」などと記載されています。

注意書きには「耳鳴りの治療及び本機能の使用については、必ず耳鼻科専門医にご相談下さい。」と小さな文字で記載はありますが、見落としがちです。

今までの経験から言える事は、

耳鳴りの改善を目的に補聴器の装用を考える人は、上手く行きません。」

本来補聴器は難聴を補う為の機器です。耳鳴りを改善する為の機器ではありません。もちろん補聴器を装用することで、耳鳴りが改善するケースもありますが、耳鳴りが消えて治るわけではありません。

耳鳴りに対して過大な効果を補聴器に求めることは無理があります。

お問い合わせを頂いた際にご期待に添えない回答になることをご了承下さい。

 

 

 

耳鳴りと補聴器

NHK総合テレビのためしてガッテンで3月4日に「ついに!耳鳴りが治る 原因解明&治療最前線」が放送されてからは、「耳鳴り」に関するお問い合わせが連日のように続いています。

普段とは異なる切り口での補聴器問い合わせなので、耳鼻咽喉科の領域となる部分はお答えするのが難しいのですが、今回は音響療法について補足したいと思います。

まず、音響療法とは、外部から音刺激を与えることで外部の音に注意を向けさせて「耳鳴りを気にならなくさせる」方法です。この方法は慣性化した耳鳴りに対して有効な治療法の1つではありますが、専門医のカウンセリングや指導が必要になります。ですから、限られた病院や医院でのみ音響療法は行われています。つまり、補聴器販売店単独での音響療法はありません。

ですが、難聴を伴う方の場合に、補聴器を付けることで聞こえが良くなり、しかも耳鳴りが緩和するケースがあります。聞こえが良くなると、耳鳴りへの意識が薄れるからです。

補聴器は周囲の音を増幅して耳に届けてくれますので、それまで聞き取れなかった周囲の様々な音に意識が向けられることになり、その結果耳鳴りが緩和されるのです。

しかし、補聴器は実際の周囲の音を増幅することしか出来ませんから、非常に静かな環境では耳鳴り治療ツールにはなりません。このような場合はサウンドジェネレータ(音響治療器)付きの補聴器が有効になります。

当店取扱メーカーではシーメンス補聴器のバイナックス及びマイコン全機種とオリオンシリーズにはサウンドジェネレータ機能が搭載されています。ただし、治療音の調整は専門の耳鼻咽喉科で行う必要があります。

つまり、補聴器を購入する際に、耳鳴り治療のことも考慮するとシーメンスのサウンドジェネレータ機能付き補聴器がベストな選択かと思います。

ためしてガッテンで耳鳴りを治す方法が紹介されました

・NHK総合テレビのためしてガッテンで昨日「ついに!耳鳴りが治る 原因解明&治療最前線」が放送され、早速当店にもお問い合わせがありました。

詳細内容は番組ホームページ(http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20150304.html)を参照いただきたいのですが、同番組によりますと、

耳鳴りの多くは、加齢などによる聴力の低下が原因です。また、私たちは、耳から届く空気の振動を蝸牛という場所で電気信号に変えて脳に送っています。ところが、蝸牛は老化等で振動を信号に変えることができなくなってしまいます。

通常、脳に電気信号が届くと、視床という場所が音の選別や調整を行いますが、信号が低下している場合は視床は脳が電気信号を受け取るよう感度を上げます。そこで脳には様々な電気信号が飛び交い、信号をノイズとして感知し耳鳴り音を作るそうです。

そこで、登場するのが補聴器です。

補聴器は聞こえにくい音域の音を増幅させることで、今まで脳に届かなかった信号を復活させます。すると、視床は感度を上げる必要がなくなるため、耳鳴りが起きなくなるのです。

 

耳鳴りに関しましては以下のことが分かっています。

・耳鳴りは難聴と関連がありますが、難聴の程度にかかわらず耳鳴りになることがあります。

・全人口の10~15%の人が慢性的な耳鳴りに悩まされています。

・耳鳴り患者の90%以上が難聴を伴っています。

・耳鳴り患者の約20%が、耐え難い苦痛と感じています。

・耳鳴りは、様々な原因により、誰にでも起こりうる一般的な疾患です。

また、難聴を伴っている人の場合は、補聴器を付けることで聞こえがよくなり耳鳴りも緩和するケースが多くあります。聞こえが良くなると、耳鳴りへの意識が薄れるためです。補聴器は周囲の音を増幅して耳に送ります。これによりそれまで聞き取れていなかった周囲の様々な音に意識が向けられることになり耳鳴りが緩和されます。

いずれにしても、補聴器を使用することで耳鳴りが緩和するかは個人差がありますので、まずは試聴貸出で試した上でお考えになるといいと思います。

 

 

 

耳鳴りとは

耳鳴りのことは基本的に耳鼻咽喉科での相談になるのですが、現実問題として耳鳴りを抱える方の約9割は難聴の症状があり当店でも相談を受けるケースがあります。

そこで大まかな「耳鳴り」の情報を整理したいと思います。

まず「耳鳴り」とは「実際には音がしていないにもかかわらず、何かが聞こえるように感じる現象」です。また、耳鳴りは鼓膜から脳まで音が伝わるルートのどこで発生しているのかなかなか場所の特定が出来ないので治療は難しいと言われています。多くの場合、加齢現象だからしかたがないと思われています。

内耳の炎症を鎮めたり、代謝を改善する薬物治療など内耳へのアプローチで効果があるのが約半数でなかなか治らないと言われていますが、最近の研究では大脳などの中枢神経の影響が大きい耳鳴りも多いとの意見が出てきました。この中枢性の耳鳴りの特徴としては、ストレスの影響を受けやすいことが挙げられます。

近年の研究では、脳内には中枢性自律神経ネットワークという領域があり、強いストレスを感じるとこのネットワークが興奮し脳内で生まれた音に敏感に反応するようになり、耳鳴りを不快に感じるようになる現象があるとの意見が増えてきました。

順番に説明すると

  1. 加齢や内耳の病気で聴力が衰える
  2. 音が聞こえなくなったことを脳が察知する
  3. 脳が音を補おうとする
  4. 耳鳴りが発生する
  5. ストレスにより脳が疲労し、耳鳴りなどの刺激に過敏になる

さらに耳鳴りが悪化するの悪循環となります。

具体的な治療方法は耳鼻咽喉科でとなりますが、まずは耳鳴りと向き合うことが大切です。ストレスを解消する・リラックスする・運動をするなど基本的な生活改善が耳鳴りには有効との意見も多いです。

まずは聞こえの変化が起こったときは、耳鼻咽喉科に相談してみて下さい。