音声増幅 Android でライブリスニングを使う  

音声増幅

Google では、聴覚障害のある方々を支援する機能を Android に搭載しています。

今回注目しているのは、Android デバイスでライブリスニングが使えるGoogle Play のアプリ「音声増幅」です。

まず、音声増幅とは、Android デバイスのヘッドフォンからの音声を増幅させ、ノイズを除去して聞き取りやすくするサービスのことです。

Android デバイスでライブリスニング音声増幅を使用すると、周囲の状況に合わせて音声が増幅され、ノイズが除去されます。

使い方は簡単です。Android スマートフォンとヘッドフォンのみが必要で、音声増幅をオンにするには次の手順に従います。

  1. デバイスの設定アプリを開きます。
  2. [ユーザー補助]、[音声増幅]、[音声増幅を開く] をタップします。
  3. 有線ヘッドフォンまたはワイヤレスヘッドフォンをデバイスに接続します。

ですので、Bluetooth のワイヤレスイヤホンを接続し、スマホをテレビや講演者などの音源に近づけることで、音声をより明瞭に聞くことができます。

音声増幅の設定を変更する方法

周囲の状況に合わせてノイズ リダクションとブーストのレベルを変更できます。

  1. デバイスで音声増幅を開きます。
  2. [スマートフォンのマイク] をタップします。
  3. 設定を次のように調整します。
    • 不要な音を軽減する: 周囲の雑音を低減するには、[ノイズ リダクション] スライダーをドラッグします。この設定はスマートフォンのマイクにのみ適用され、スマートフォンのメディアには適用されません。
    • 小さい音を大きくする: 低い話し声などの小さい音を大きくするには、[小さい音の増幅] スライダーを右にドラッグします。
    • 低周波数や高周波数の音を大きくする: 鳥の鳴き声などの高周波数の音を大きくするには、スライダーを右にドラッグします。太い音声などの低周波数の音を大きくするには、スライダーを左にドラッグします。
    • 左右の耳を個別に調整する: 左右の耳に音と周波数の設定を個別に適用するには、[左右の耳を個別に調整] をタップします。Bluetooth ヘッドフォンの場合、この設定はスマートフォンのメディアにのみ適用され、スマートフォンのマイクには適用されません。

補聴器では、ワイヤレス機能が付いた補聴器で使えた機能がスマホとワイヤレスイヤホンで体験できますので、とても便利な機能だと思います。

音声増幅により、音声が明瞭になり、聞き取りやすくなることを体験したうえで、補聴器の装用を検討してみるのもいいかとは思います。

但し、音声増幅ですと、細かく聴力に合わせた増幅ではありませんので長時間の使用はおすすめできません。

ちなみにAndroidスマホと相性のいい補聴器はフォナック補聴器です。

Androidスマホと補聴器がBluetoothで直接つながるのでハンズフリーで通話が出来ます。

また、マイフォナックアプリを利用すればスマホが補聴器のリモコンとして使えますのでとても便利です。

大阪補聴器センター吹田店ではフォナック補聴器の試聴も出来ますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

リサウンド補聴器でハンズフリー通話をする方法

ハンズフリー通話

補聴器をワイヤレスイヤホンとして利用すれば、スマホを手にしなくても簡単に電話に出たり話したり出来ます。

また、補聴器を両耳で装用している場合ですと両耳で電話の音声が聞こえますから、会話が聞こえやすい上に騒がしい場所でも電話の声が聞き取りやすくなります。

では、どのようにして電話に出るのでしょうか?

補聴器のボタンを押すだけで電話に出られます。

リサウンド補聴器の場合ですと、以下の動画が分かりやすいですね。

また、iPhoneやiPadのFaceTimeを使って、顔をみながら通話すれば、両耳に直接ストリーミングされる音声と視覚的な情報を組み合わせることで、広範囲な難聴の度合いに対応し、会話理解度が70%以上向上すると言われています。

ハンズフリー通話をするための一般的な手順

  1. スマートフォンとのペアリング:
    • リサウンドの専用アプリを使って、スマートフォンと補聴器をペアリングします。
    • アプリの指示に従い、ペアリング操作を行ってください。
  2. ハンズフリー通話の設定:
    • アプリの設定画面で、ハンズフリー通話機能を有効にします。
    • 機種やアプリのバージョンによって、設定項目が異なる場合があります。
  3. 通話の発信・応答:
    • スマートフォンで電話をかけたり、着信があったりすると、補聴器に通知が届きます。
    • 補聴器のボタンを押すだけで、通話の発信や応答ができます。

勿論、大前提としてハンズフリー通話機能のある補聴器は必要です。

各メーカーでiPhoneですとハンズフリー通話が用意されていますが、Androidスマホの場合はフォナック補聴器をおすすめします。