難聴になると認知症になる?難聴は認知症の最大危険因子!

難聴になると認知症になる?

よくいただく質問に、「難聴になると認知症になるのですか?」があります。

結論から言えば、「難聴になることで認知症になるのではなく、認知症発症のリスクが高くなる」と言えます。

では、難聴はなぜ認知症に大きな関りがあるのでしょうか。

まず、難聴はただ聞こえにくいだけではありません。

難聴により、人は会話を億劫に感じ、徐々に外出が減り、ひきこもりがちになってきます。

すると、難聴によって孤独感や不安を感じやすくなり、これが認知機能に悪影響を及ぼす可能性があります。加えて、脳への刺激が減り、徐々に認知機能が低下してきます。

また、難聴の程度によって認知症の発症リスクが高くなります。

一般的に、軽度難聴の人は、健聴の人に比べて認知症の発症リスクが2倍、高度難聴になると5倍と言われています。

上記のことから、難聴は認知症の最大の危険因子と言われています。

ですので、認知症予防の最大のカギは「きこえ」にあるのです。

詳しい資料として、GNリサウンドの「みんなで知ろう!認知症と難聴」をお勧めします。

補聴器は、耳の脳の関係を良好にし、生活の質の向上を提供する医療機器です。

補聴器の使用が認知症の予防につながる可能性があることが次第に明らかになってきています。

補聴器の効果

補聴器を使用することで、認知症のリスクを軽減できる可能性が期待されています。補聴器を使用することで、以下の効果が期待できます。

  • 脳への刺激の増加:
    • 音の情報が補聴器を通して脳に伝わることで、脳の活性化が期待できます。
  • 社会との関わりが復活:
    • コミュニケーションが円滑になることで、社会との関わりが深まり、精神的な健康にも良い影響を与える可能性があります。

気になる方はお早目の相談をお勧めします。

認知症でも使える補聴器 認知症の方には充電式補聴器!

認知症でも使える補聴器

補聴器を装用する方で認知症の方がいますが、そのような場合にはどのような補聴器が適合するのでしょうか。

それぞれの事情があるかとは思いますが、一般的には充電式の補聴器をおすすめします。

では、なぜ充電式が推奨されるのでしょうか。

以下の理由があるからです。

充電式補聴器

まず、充電式の補聴器をイメージしてください。

使わないときに補聴器をセットして充電します。寝ている間に充電すれば、終日補聴器が電源が切れずに使用できます。

ですので、使用途中で電源が切れるリスクがありません

また、補聴器を充電器にセットすれば、自動で電源が切れますし、充電器から取り出せば、自動で電源が入ります。

ですので、使用するのがとても簡単です。

面倒な電源の入り切りや空気電池の交換は必要ありません。

細かく言えば、空気電池を購入する手間や電池の管理の必要もありません。

また、誤って空気電池を誤飲するリスクもありません

以上の理由から認知症の方には充電式補聴器を推奨しています。

加えて、補聴器の紛失対策も重要です。

小さな器械なので、外出時にうっかり置き忘れたり、落としたりする場合もあります。高額な商品なので、紛失するとかなりダメージを受けます。

出来れば紛失保証がある補聴器をおすすめします。詳しくは大阪補聴器センターブログ記事「 補聴器の紛失保証ならリサウンド補聴器がおすすめです」を参照ください。

大切なこと  

また、補聴器の装用意欲も重要です。本人が着けたくないのに無理やり着けさせてもうまくいかない可能性があります。補聴器に抵抗があっても、もし聞こえにくいことで生活に不自由を感じたら、我慢をしないで早めに試すことも検討してみて下さい。

会話をしたり、聞くということは認知症の改善にも関わりがあるといわれています。もし、耳が遠くなっているという自覚があったり実際に難聴であると医師に診断された場合は早期の補聴器装用が望ましいです。難聴があると認知機能の一部である「知識力」と「情報処理のスピード」が低下しやすいと言われています。

補聴器は認知機能低下の抑制や遂行機能の向上も期待できます。

また、介護施設にお住いの方でしたら、仮に本人様での補聴器の脱着が難しいケースでも、施設の職員の方の協力があれば補聴器を使用いただけます。

本当に使用できるかどうかは、実際に充電式補聴器で使用体験してみてください。

補聴器選びで失敗したくない方へ

大阪補聴器センター吹田店では、お客様一人ひとりにあわせたきめ細やかな補聴器選びのサポートをおこなっています。

数多くの補聴器の中からどうやって自分に合うものを選べばいいのかわからないという人はまずはご相談ください。

認知症でも使える補聴器とは 使える補聴器はどれか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症でも補聴器は使える?

ご家族様から、よく「本人が認知症ですが、補聴器は使えますか?」とのご質問をいただきます。

お電話やメールでのお問い合わせの場合、本人様の認知症や難聴の程度・どこまで自分で出来るのかが不明なので、

回答としては

状況により使える場合と使えない場合がある。

となります。

認知症でも補聴器が使えるケースは?

では、実際にどんな場合でしたら使えるのでしょうか?

最近あったケースでは、

1.今まで補聴器を使用していて使用中の補聴器が故障し、新しく購入の場合

基本的な補聴器の操作が出来るので大丈夫でした。

但し、介護施設に入所の方でしたので、電池交換や電源の入り切りが不要な充電式補聴器にしました。充電器にセットすれば電源が切れて、取り出せば電源が入る充電式補聴器は好評です。

2.補聴器が初めてで、介護施設に入所中の場合

食事やトイレも自分では出来ない方で、自分での補聴器の脱着も出来なく無理でした。

3.補聴器が初めてだが、家族と同居の方

ご家族の方が全面的に協力いただけたので、補聴器のご自身での取り扱いは難しい状態でしたが使えるようになりました。

などがありました。

結論 補聴器が使えるケース

以上のように

1.今まで補聴器を使っていた方は大丈夫な場合が多い

2.家族や介護施設の協力があれば、大丈夫な場合が多い

3.自分での取り扱いが全くできないと難しい

との傾向があります。

しかしながら、ケースバイケースな部分もあるので、まずはご相談いただいて実際に試してみてはいかがでしょうか。補聴器を選ぶ際には扱いやすく装用しやすい器種を選ぶことが大切です。

認知症の方におすすめの補聴器

おすすめの補聴器としては、充電式耳かけ型補聴器が挙げられます。

面倒な空気電池の交換・購入がなく、電源の入り切りも充電器から補聴器を取り出せば電源が入り、充電器に収納すれば自動で電源が切れてとても簡単に使えます。

加えて、補聴器の紛失対策も重要です。

小さな器械なので、外出時にうっかり置き忘れたり、落としたりする場合もあります。高額な商品なので、紛失するとかなりダメージを受けます。

出来れば紛失保証がある補聴器をおすすめします。詳しくは大阪補聴器センターブログ記事「 補聴器の紛失保証ならリサウンド補聴器がおすすめです」を参照ください。

大切なこと  

また、補聴器の装用意欲も重要です。本人が着けたくないのに無理やり着けさせてもうまくいかない可能性があります。補聴器に抵抗があっても、もし聞こえにくいことで生活に不自由を感じたら、我慢をしないで早めに試すことも検討してみて下さい。

会話をしたり、聞くということは認知症の改善にも関わりがあるといわれています。もし、耳が遠くなっているという自覚があったり実際に難聴であると医師に診断された場合は早期の補聴器装用が望ましいです。難聴があると認知機能の一部である「知識力」と「情報処理のスピード」が低下しやすいと言われています。

補聴器は認知機能低下の抑制や遂行機能の向上も期待できます。

まずは 補聴器の無料レンタルで使えるか試すのがいいかと思います。

認知症パンフレットもご参照ください。